フロム・ソフトウェアの『ELDEN RING』がゲーム史上、稀に見る高評価を得たワケ
 

ウクライナ情勢の悪化で2月20日頃から下がり続けていた株価は、2月24日の軍事侵攻開始によりさらに急落(例:トヨタ自動車は2月9日の終値が2317.5円、3月4日の終値が1974円)。こんな状況下でも、株価を急上昇させた銘柄が2つあった。

それはKADOKAWAとバンダイナムコホールディングス(バンダイナムコHD)だ。KADOKAWAは2月22日の終値が2461円だったが、2月25日の終値は2753円となり、3月4日時点での終値は2880円まで上昇。同じくバンダイナムコHDは2月22日の終値が7650円だったが、2月25日には終値8439円まで上昇。3月4日時点の終値は8747円となった。

この2社に共通していることは、2022年2月25日に発売されたゲームソフト『ELDEN RING(エルデンリング)』の発売元であるということ。KADOKAWAは、開発と日本国内向けの販売元であるフロム・ソフトウェアの親会社だ。バンダイナムコHDは、日本以外での海外向け販売を担当している。つまり、株価にもインパクトを与えるほどの影響力を持ったゲームソフトが発売されたということだ。

ファミ通.comの発表によると、初週売上(2022年2月21日~2022年2月27日)はPS4版が18.8万本で、PS5版が9.0万本。PS4/5の合計で27.8万本となった。

この数字は、PS4/5版ソフトとしてはかなり多い部類に入る(例:その前週発売だった話題のタイトル『Horizon Forbidden West』は、PS4版が4.8万本、PS5版が4.3万本だった)。なおこのランキングは店頭販売分をカウントしたものなので、ダウンロード版しか販売していないXbox OneおよびSeries X|S版、Steam版は対象外だ。