
タイミー取締役COOを退任することになった守安功氏 2021年11月の取材時に編集部が撮影
DeNAの社長を10年間務めた経験を持つ守安功氏が、ギグワーカーと事業者をマッチングするアルバイト仲介アプリ「タイミー」を展開するタイミーの取締役COOに就任する──そんなニュースが話題を集めたのは、2021年10月のこと。
タイミーのグロース戦略での活躍を期待されていた守安氏だったが、就任からわずか半年で取締役COOを退任することとなった。
3月31日、タイミーは守安氏によるコンプライアンス規程違反の事実が発覚したことをうけ、2022年3月23日に開催した臨時取締役会において、辞任勧告を決議。3月25日付けで守安氏が取締役COOを退任したことを発表した。
今回の件に関して、タイミーは「本件の詳細につきましては当人のプライバシーの観点等から回答を差し控えさせていただきます」(広報)とコメントした。
また、「本件を真摯に受け止め、今後このようなことが一切ないよう、再発防止に努めてまいります」(広報)と語った。
DIAMOND SIGNALでは2021年11月、タイミー取締役COOに就任した守安氏への取材を敢行している。新産業領域におけるガバナンスについて質問した際には、WELQ騒動を振り返りつつ、「現場がどういうことやっているのかが把握できていなかったのが問題だった。そこは大きな反省点があり、個人としても相当学ぶべき部分があったので、今後その学びは生かしていきたい」と語っていた。