Photo by Alexander Shatov on Unsplash
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Twitter取締役の就任が4月5日に発表されたばかりのイーロン・マスク氏だが、今週に入ってから状況は一変。Twitter・CEOのパラグ・アグラワル氏は4月11日、マスク氏が取締役の就任を辞退したことをTwitterへの投稿で明らかにした。

アグラワル氏によると、マスク氏は4月9日付けでTwitter取締役に就任する予定だったが、マスク氏は当日の朝になって、辞退する意向を示したという。

マスク氏がTwitter株の9.2%を取得して筆頭株主となったことは4月4日に明らかとなり、当日、同社の株価は27%値上がりした。Twitterが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類からは、マスク氏の取締役としての任期は2年後の2024年までを予定していたことが分かる。

マスク氏は4月5日に「編集ボタンが欲しいか」とTwitterのフォロワーに問いかけていたが、Twitter関連の投稿は週末にも続いた。4月9日には、Twitterのフォロワー数ランキングにおいてトップ10に入る多くのアカウントがあまりアクティブでないことを指摘し、「Twitterは死にかけているのか?」と投稿。4月10日には、有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」の利用者には「認証バッジを付けるべきだ」と述べた。

今後、マスク氏の発言はTwitterのあり方にどの程度、影響力を及ぼすのだろうか。アグラワル氏は4月11日の投稿で「取締役であっても、そうでなくても、我々は株主の意見を尊重しています。マスク氏は筆頭株主です。彼のアドバイスはオープンに受け入れていきます」と説明していた。