キャラクター「ベタックマ」など展開のMinto、漫画アプリ「ピッコマ」と資本業務提携──ウェブトゥーンやNFT制作で協業
左から、Minto取締役の高橋伸幸氏、代表取締役の水野和寛氏、取締役の中川元太氏

韓国発・フルカラーの縦スクロール漫画「ウェブトゥーン」。2021年以降、ソラジマ、LOCKER ROOM、taskeyなど、そのウェブトゥーン制作を開始するスタートアップが、日本からも続々と登場してきた。キャラクターを核に事業を展開するMintoもそのうちの1社だ。

Mintoは「ベタックマ」や「うさぎゅーん」といったキャラクタープロデュースを軸にしたビジネスを手がけるクオンと、SNS漫画を活用した広告事業とライセンス事業を展開するwwwaapが経営統合し、2022年1月に設立したスタートアップだ。

Mintoでは経営統合と前後してウェブトゥーンの制作を開始。2021年12月にはウェブトゥーンに特化した制作スタジオ「Minto Studio」を設立している。また以前から自社IPをはじめとするキャラクターのNFT販売に取り組むなど、NFT領域にも注力してきた。

同社は5月10日、ウェブトゥーン配信で人気のアプリ「ピッコマ」を運営するカカオピッコマ、既存株主の三井住友海上キャピタル、みずほキャピタル、オー・エル・エム・ベンチャーズを引受先とする第三者割当増資による、約6億6000万円の資金調達実施を発表した。

Mintoはカカオピッコマとの資本業務提携も締結。カカオピッコマが保有するデータを活用することでウェブトゥーンの制作体制を強化し、新たな漫画広告コンテンツも創出していく。