小学館とバンダイが共同開催するウェブトゥーンコンテスト「TOON GATE」
小学館とバンダイが共同開催するウェブトゥーンコンテスト「TOON GATE」 画像提供:小学館

縦スクロール・フルカラーでスマートフォンに特化した韓国発の次世代漫画「ウェブトゥーン」。国内では昨年よりスタートアップやメガベンチャーによる新規参入が相次ぐほか、大手出版社も、ウェブトゥーンに参入を始めている。

小学館は2021年12月より、玩具メーカーのバンダイ、ならびにその関連会社のBANDAI SPIRITSと共同でウェブトゥーンコンテスト「TOON GATE」を開催。キャラクターやアイデアの一般募集を実施した。

6月28日からは、約500組のコンテスト応募者の中から一次選考に勝ち残った10組が、プロの制作陣と作品をかたちにしていくリアリティショーをYouTubeで配信開始。参加者は製作陣とウェブトゥーン制作を進め、他の参加者と競い合う。最後まで勝ち残った参加者の作品は漫画アプリ「LINEマンガ」で配信される。

小学館・第一コミック局プロデューサーの井上拓生氏は6月23日に開催された制作発表会で「TOON GATEを通じて、これまで会えなかったような新たな才能に出会えたのは大きな収穫です」と話した。

スタートアップ・メガベンチャーが続々と新規参入

冒頭でも述べたとおり、昨年からは国内でもウェブトゥーン市場への新規参入が相次いでいる。先行するソラジマ、LOCKER ROOM、Taskey、Mintoといったスタートアップに加え、DMM.comやドリコムといったメガベンチャーも、ウェブトゥーン制作を手がけている。