「MiiTel for Zoom」のイメージ 画像提供:RevComm
「MiiTel for Zoom」のイメージ 画像提供:RevComm

リモートワークの普及に伴い、営業活動のオンライン化が進んでいる。「Zoom」や「Google Meet」などのビデオ会議ツールを活用したオンライン商談は珍しくなくなり、その内容を解析するツールも続々と登場してきた。その1つが、スタートアップのRevCommが提供する「MiiTel for Zoom(ミーテル・フォー・ズーム)」だ。

MiiTel for Zoomはオンライン商談を自動で保存し、文字起こしするZoom専用のツール。提供元であるRevCommは2018年から、音声解析機能付きのIP電話サービス「MiiTel」を展開し、自動保存機能、自動文字起こし機能、音声解析機能、「Salesforce」などのCRMツールとの連携機能によって、電話営業やコールセンター業務を可視化し、効率化を図ってきた。

その機能を、Zoomでのオンライン商談での活用という部分にフォーカスしたのが前述のMiiTel for Zoomだ。2021年11月にベータ版を提供開始し、7月7日に正式ローンチした。

MiiTel for Zoomの音声解析機能は、顧客と担当者がどのように話しているか、を各話者が話す時間の割合、相手の話中に話を被せる回数、やり取りの回数、話す速度といったさまざまな角度から解析し、可視化する。ユーザーは分析結果を商談の質向上に役立てることが可能だ。また、Salesforceとの連携により、商談内容を他の顧客情報と併せて管理することもできる。

今後の機能拡充について、RevComm CPO(Chief Product Officer)の重城聡美氏は7月7日の記者発表会で「長期的には、Zoomで得られる映像データを活用し、音声だけでなく動画データの解析も検討しています」と説明した。