写真中央がPETOKOTO代表取締役の大久保泰介氏
写真中央がPETOKOTO代表取締役の大久保泰介氏

7月7日〜8日の2日間、沖縄・那覇で開催されたIVS主催の招待制のスタートアップカンファレンス「IVS2022 NAHA」。8日には次世代の起業家の登竜門ともいわれるピッチイベント「LAUNCHPAD」の決勝戦が開催された。

今回は、過去最多の約250社(例年は150社前後)の応募中から、予選を勝ち抜いた計14社が登壇。優勝したのはペット向けビジネスを展開するPETOKOTOだった。決勝戦に進出した全14社の概要は以下のとおり(紹介はピッチ順)。

Web3時代のバーチャルワールドを目指すナナメウエ

同世代で共通の趣味・趣向を持ったユーザー同士が匿名でつながり、グループ通話やテキストチャットを通じて交流できる音声SNS「Yay!(イェイ)」を展開する。利用者の85%が24歳以下となっている。この1年間でDAU(デイリーアクティブユーザー)が約2倍になり、数十万人が活用するサービスになっているという。

同社は今後、トークンを用いてユーザーがサービス運営に関与したり、報酬を受け取ったりできるようなWeb3時代の新たなバーチャルワールドを作ることを目指す。NFTやVR、アバターなども含めたコンテンツを充実させるほか、今冬を目処にIEO(Initial Exchange Offering)での上場も目指していく。

なお、ナナメウエは2022年4月には、投資家および金融機関からの融資により約16億円の資金調達を実施したほか、6月にはカヤックからオンラインゲームコミュニティ「Lobi」事業を譲受している。