Recustomerがローンチしたワンクリック決済サービスの「Recustomer Checkout」
Recustomerがローンチしたワンクリック決済サービスの「Recustomer Checkout」

決済の観点からECサイトの購入体験をスムーズにする「1-click checkout(ワンクリック決済)」サービスが海外を中心に広がっている。

2022年1月に3.5億ドルを超える大型の資金調達を実施したBoltを筆頭に複数のスタートアップが出てきているほか、Shopifyの「Shop Pay」やAmazonの「Amazon Pay」など大手のECプラットフォーマーも自社でサービスを手がける。

ワンクリック決済は文字通りECサイト上で決済に至るまでの手間を減らし、ワンクリックで完結させる仕組みのことを指す。

多くのECサイトでは商品をカートに追加し、購入手続きや支払い手続きが完了した後に決済をする。一方でワンクリック決済が実装されているサイトでは“カートに追加した後の面倒な手続き”が省略され、商品を選んだ後にすぐ決済が完了する。ECサイト事業者にとっては顧客の離脱につながるポイントを減らせるため、双方にメリットのある決済手段だ。

もともとはAmazonがワンクリック特許を取得していたが、2017年に特許が失効。そのタイミングを1つの機に、グローバルではさまざまなスタートアップや大手プラットフォーマーが同様の機能の開発に取り組むようになった。