Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash
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  • Netflixで最近配信されたオススメ韓国ドラマ
  • 韓国ドラマにも力を入れるDisney+のオススメ作品

8月もあっという間に2週目に入り、世間はお盆休み。夏休み中に旅行などの計画を立てている人もいると思うが、新型コロナの感染者数が増えていることから「今年も自宅でのんびり過ごす」という人も多いのではないだろうか。

お盆休み中は動画配信サービスで映画やドラマを見る──そんな人たちに向けて、この記事では韓国ドラマを頻繁に見ている筆者がオススメする、「お盆休み中にイッキ見したい韓国ドラマ」を6本紹介する。韓国ドラマは1話の長さが1時間弱あるため、見るのが億劫な人もいると思うが、この6本は「見て後悔させない」と自信を持って紹介できる作品だ。

Netflixで最近配信されたオススメ韓国ドラマ

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

韓国では放送開始後から、回を重ねるごとに視聴率が伸びるなど大人気のドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。初回の視聴率は0.9%だったが、第12話の時点では14.9%となっている。Netflixの「今日の総合TOP10(日本)」でも上位をキープし続けており、タイトルだけでも目にしたことがある人は多いはずだ。

本作は、IQ164の天才的な頭脳を持ちながら自閉スペクトラム症を抱える弁護士のウ・ヨンウ(主人公)が一流の法律事務所「ハンバダ」の新人として働き始め、法廷や私生活でさまざまな壁にぶつかりながらも奮闘する、というストーリーだ。

ストーリー自体も面白いのだが、この作品の最大の魅力は主人公であるウ・ヨンウがとにかくかわいらしい、ということにある。例えば、「私の名前は普通に読んでも、逆から読んでもウ・ヨンウです。トマト、スイス〜〜」というヨンウ独自の自己紹介もそうだが、親友であるドン・グラミと交わす「ウ to the ヨン to the ウ」という挨拶の仕方(BTSのメンバーもマネするなどブームになっている)などがチャーミングなのだ。回を重ねるごとに、ヨンウにどんどんハマってしまう。

また、ストーリーを通して自閉スペクトラム症を抱える人たちが社会において、どれだけマイノリティで生きづらいかも描かれているので、そういった観点でも勉強になる。

現在、12話まで配信中。個人的には今年見て良かった韓国ドラマの一、二を争うくらい面白いと思っているので、お盆休みを使ってぜひ見てほしい。

『二十五、二十一』

個人的に先述の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と同じくらい「面白かった」と思う韓国ドラマが『二十五、二十一』だ。『二十五、二十一』は通貨危機に揺れた1998年の韓国を背景に、夢を奪われた若者たちのジレンマと成長を描く、というストーリー。

恋愛と友情が作品の軸となっており、よくある青春ドラマかと思われがちだが、時代背景が1998年であるのが面白いポイントだ。例えば公衆電話を使って通話するなど、今では当たり前となったスマートフォンがない時代の恋愛模様が描かれている。また、フェンシングを通して人間として成長していく姿には、スポーツをやっていた身としては共感できるものがある。

ストーリーの魅力に加えて、『二十五、二十一』はドラマのOST(Original Sound Track)がとにかく素晴らしい。音楽でも楽しめる韓国ドラマだ。

『再婚ゲーム』

『再婚ゲーム』は、夫の愛人がきっかけで離婚した女性が、結婚相談所を利用してその愛人に復讐する、というストーリー。いわゆる、“ドロドロ系”の韓国ドラマだ。

本作の良いところは、テンポが早く8話で完結するというところ。韓国ドラマは基本的に16話構成のものが多いが、再婚ゲームはその半分。そのため、あっという間に見終わる。復讐をテーマにしたドラマは好きな人もきっと多いだろう。サクッと面白い韓国ドラマを楽しみたい人には『再婚ゲーム』がオススメだ。

韓国ドラマにも力を入れるDisney+のオススメ作品

『ビッグマウス』

『ビッグマウス』は、口だけ達者な三流弁護士が、闇の世界を支配する天才詐欺師になりきって巨大悪と戦う、というストーリー。主人公は命の危機にさらされながら、夫の濡れ衣を晴らそうと奮闘する妻と共に、本当のビッグマウスの正体に迫り、その裏に隠された金と権力にまみれた特権層の素顔を暴いていく。

過去にも『梨泰院クラス』や『ヴィンチェンツォ』といった韓国ドラマがはやったように、巨大悪に立ち向かうストーリーは誰もが好きなところ。そこにアメリカのドラマ『プリズン・ブレイク』のような刑務所内でのやり取りなどが描かれており、ハラハラしながら引き込まれ、見進めることができる。

すでに大ヒット中の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と同じスタジオ・A STORYが制作する『ビッグマウス』。その流れに続けるか。こちらは現在、4話までしか配信されていないので、4時間ほどでイッキ見できる。

『アダマス 失われたダイヤ』

『アダマス 失われたダイヤ』は、双子の兄弟が実父による継父殺害事件の真相を追っていくクライムサスペンスドラマ。検事とミステリー作家の兄弟がそれぞれの能力を駆使して、陰謀を解明する鍵となる、血塗られたダイヤモンドの矢「アダマス」を探し出していく。

本作は『愛の不時着』や『Sweet Home ー俺と世界の絶望ー』、『ヴィンチェンツォ』といった大ヒット韓国ドラマを輩出してきたスタジオドラゴンが制作しているということもあり、それだけで「面白くなること間違いない」と期待が高まる。

こちらも『ビッグマウス』と同様に配信が始まったばかりということもあり、4話までしか配信されていない。『ビッグマウス』と一緒に見るのもよいだろう。

Netflixと提携関係にあるスタジオドラゴンの作品がDisney+で配信されるということは、それだけDisney+が韓国ドラマに力を注いでいる証しだろう。Disney+から大ヒット韓国ドラマが生まれる日もそう遠くないのかもしれない。

『IN THE SOOP フレンドケーション』

最後にドラマではないが、Disney+で配信中のオススメ韓国作品を紹介する。それが『IN THE SOOP フレンドケーション』だ。この作品は、韓国を代表するスターで仲良し5人組のパク・ソジュン、パク・ヒョンシク、チェ・ウシク、Peakboy、BTSのV(テテ)たちが華やかな舞台から離れ、3泊4日の旅行へと繰り出すトラベルリアリティショーである。

この5人組は“ウガウガファミリー”として知られており、ファンからの人気も高い。そんな5人が見せるプライベートでの姿とは。先日、最終話(第4話)が配信されたばかりなので、このタイミングで『IN THE SOOP フレンドケーション』を見て、ほっこり気分を味わうのはどうだろうか。