Apple CEOのティム・クック氏 Appleのプレスリリースより
Apple CEOのティム・クック氏 Appleのプレスリリースより

オフィスかリモートか、はたまたハイブリッドか──国内外問わず多くの企業が“最良の働き方”を模索する中、Appleはハイブリッド勤務を選んだ。同社は9月より、従業員に週3日の出社を義務付ける方針だ。Bloombergが米国時間8月15日に報じた

ハイブリッド勤務の対象となるのは、Appleのコーポレート部門の従業員。該当従業員は9月5日より、火曜日と木曜日、そして所属するチームが決めたもう1日の曜日に出社することが求められる。その他の2日はリモートで勤務できる。

米テックメディア・The Vergeが入手したAppleの社内メールによると、同社CEOのティム・クック氏は従業員に宛てて「(ハイブリッド勤務は)私たちをよりフレキシブルにし、かつ我々のカルチャーにとって重要である『従業員同士の対面でのコラボレーション』を損なわない働き方となることでしょう」とつづっている。

Appleでは2021年6月より、従業員にオフィス勤務への復帰を求めてきた。だがコロナの感染拡大などを背景に、延期を繰り返してきた。ハイブリッド勤務はクック氏にとって理想的かもしれないが、反発する従業員も多いとも報じられている。今後、オフィス復帰を理由に離職する社員も出てくるのだろうか。

なお、米Googleは昨年、リモートワークを希望する従業員の給与を最大で25%カットする可能性について報じられていたが、今年の4月からはAppleと同様のハイブリッド勤務を開始した。