Photo: Mark Kolbe / gettyimages
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俳優のウィル・スミス氏とプロサッカー選手の本田圭佑氏が2018年に共同で立ち上げた投資ファンド「Dreamers Fund(ドリーマーズ・ファンド)」。

"海外のベンチャー・スタートアップに投資する”ことを目的に、これまでに音声SNSアプリのClubhouseやオンライン決済サービスのBolt、ブロックチェーン・NFTサービスのDapper Labs、メールの高速処理ツールのSuperhumanなど、合計97社に投資を実行。投資先の中からユニコーン9社、デカコーン2社も生まれている。

Dreamers Fundの運用で得た手応えと実績をもとに、本田氏が新たなファンドの組成を10月12日に発表した。新ファンドの名前は「XPV Circle Fund」。ファンド規模は100億円以上を想定する。今回のファンドはグローバルでの投資を対象としており、日本の投資に特化したXPV Circle Fundに関しては近い将来に立ち上げる計画もあるとのこと。

XPV Circle Fundは本田氏らが「ファウンダー」と定義するセレブリティやユニコーン企業の創業経験者など、影響力を持った人たちが自身のファンドを立ち上げる際のLP出資に特化したファンド。これまでもVCの一部が子ファンドの組成に特化したファンド、いわゆるFoF(Fund of Funds)を作ってきたが、その「著名人特化版」とも言えるものだ。

XPV Circleという名称ではなく、それぞれのファウンダーの名称でファンドを組成するのも特徴で、ファンド組成のための資金提供以外にも、トップティアの投資案件を獲得するためのネットワークや日々の投資オペレーション、投資後のバリューアップなども支援する。