テックタッチが手がけるシステムのイメージ
「テックタッチ」では既存のウェブシステムの画面上に、使い方や入力ルールなどを示す“デジタルガイド”を追加できる

さまざまなウェブシステム上に入力ガイドを設置し、システムの利活用やデータ入力を後押しできるナビゲーションツール「テックタッチ」。同サービスを開発するテックタッチがさらなる事業拡大に向けて17.8億円の資金調達を実施した。

テックタッチが手がけるサービスでは、“既存のシステムの画面上に”操作方法や入力ルールなどを示す独自のデジタルガイドを“後付けで”追加できる。

たとえば自社で導入している顧客管理システムの使い方を項目ごとに示したり、入力ミスが発生しやすいポイントにアラートを出したり。画面上にピンポイントでガイドを表示することで、紙やPDFなどで作成したマニュアルよりもわかりやすく、適切なシステムの使い方をナビゲートできるのが特徴だ。

テックタッチ代表取締役の井無田仲氏によると、利用用途としては大企業が「社内のDX推進」の目的で活用するケースが多い。

経営者が業務効率化やデータ活用による競争力の向上を目指して複数のシステムを導入したものの、現場の従業員が十分に使いこなせずに悩んでしまう。「(社員によってITツールへの理解度も異なる中で)いきなりは使いこなせない、というようなシーンがさまざまな企業で発生している」(井無田氏)状況において、テックタッチの引き合いが増えているという。