
- その他のスタートアップニュース
今週(4/15〜4/21)は、位置情報共有アプリを提供するLinQ、完全無人型のカフェロボットを展開するNew Innovations、ウェルネス産業向けにSaaS型の基幹システムを提供するhacomonoなどによる大型の資金調達が目立った。今回の「スタートアップ最新動向-Weekly SIGNAL」では、その中から注目すべきニュースをピックアップしてお届けする。
その他のスタートアップニュース
LinQ、MIXIから最大約20億円の資金調達を段階的に実施
位置情報共有アプリ「whoo」を運営するLinQは4月17日、2024年3月末までに条件付きでMIXIから最大約20億円の資金調達を段階的に実施することを発表した。
New Innovations、約54.1億円の資金調達を実施
完全無人型のカフェロボット「root C」を展開するNew Innovationsは4月17日、SBIインベストメント、グローバル・ブレインなどを引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドで約26.3億円の資金調達を実施したことを発表した。同時に複数の金融機関から融資などによって約27.8億円を調達しており、調達額の合計は約54.1億円となる。
ブルーモ・インベストメント、総額8億円の資金調達を実施
米国株・ETFをアプリで取引できる資産形成サービス「Bloomo」を開発するブルーモ・インベストメントは4月17日、Spiral Capital、グローバル・ブレイン、Scrum Ventures、Angel Bridge、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、Insignia Ventures Partnersを引受先とした第三者割当増資により、シードラウンドで総額8億円の資金調達を実施したことを発表した。
Quollio Technologies、約2.2億円の資金調達を実施
日本のエンタープライズ企業向けデータカタログソリューション「Quollio Data Catalog」を提供するQuollio Technologiesは4月18日、伊藤忠テクノロジーベンチャーズをリード投資家とし、DNX Ventures、Incubate Fundを引受先とする第三者割当増資により、プレシリーズAラウンドで約2.2億円の資金調達を実施したことを発表した。
HashPort、シリーズCラウンドのセカンドクローズを完了
ブロックチェーン関連のコンサルティング事業、システムソリューション事業を展開するHashPortは4月18日、実業家の前澤友作氏、静岡キャピタル、ベンチャーラボインベストメント、東急不動産ホールディングスを引受先とした第三者割当増資により、シリーズCラウンドのセカンドクローズとして、資金調達を実施したことを発表した。ファーストクローズも含めると、シリーズCラウンドでは総額12億円超の調達となった。
estie、総額16億円の資金調達を実施
商業用不動産データ分析基盤「estie pro」を展開するestieは4月19日、商工中金、三菱UFJ銀行など複数の金融機関より長期借入およびコミットメントライン契約の締結などによって総額16億円の資金調達を実施したことを発表した。
GACCI、1億円の資金調達を実施
建設業の煩雑な見積業務を最適化するサービス「GACCI」を展開するGACCIは4月19日、DGベンチャーズとEarthshotファンドを引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドで1億円の資金調達を実施したことを発表した。
stu、総額3億円の資金調達を実施
xRやメタバースなども活用したコンテンツ開発事業などを展開するstuは4月19日、インキュベイトファンド、KDDI Open Innovation Fund、松竹ベンチャーズを引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドで総額3億円の資金調達を実施したことを発表した。
テーブルクロス、3億円の資金調達を実施
富裕層の訪日旅行客をターゲットとしたグルメプラットフォーム「byFood.com」を運営するテーブルクロスは4月19日、kemuri venturesをリード投資家とし、JTB、ベルトラ、PR TIMESを引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドで3億円の資金調達を実施したことを発表した。
hacomono、30億円の資金調達を実施
ウェルネス産業向けにSaaS型の基幹システム「hacomono」を提供するhacomonoは4月19日、既存投資家のCoral Capital、ALL STAR SAAS FUND、シニフィアンとみずほキャピタルが共同で運営するTHE FUNDのほか、新規投資家楽天グループ(楽天ベンチャーズ)、Cygames Capital、GMO VenturePartnersを引受先とした第三者割当増資により、シリーズCラウンドで30億円の資金調達を実施した。
また、複数の金融機関からデットファイナンスでも8.5億円を調達しており、第三者割当増資と合わせた調達額は38.5億円となる。
バイオーム、総額3.3億円の資金調達を実施
いきものコレクションアプリ「Biome」を展開するバイオームは4月20日、既存投資家に加え、鎌倉投信や三菱UFJキャピタルなどの新規投資家を引受先とした第三者割当増資により、シリーズBラウンドで総額3.3億円の資金調達を実施したことを発表した。
freee、簡易株式交付によってWhyを子会社化
クラウド会計ソフト「freee」などを展開するfreeeは4月19日、企業の情報システム部門向けの作業自動化ツール「Bundle」を提供するWhyを簡易株式交付によって子会社化することを発表した。