
世間は今週末から最大9連休のゴールデンウィーク(GW)に入るということもあり、今週(4/22〜4/28)は数多くの資金調達ニュースが発表された。今回の「スタートアップ最新動向-Weekly SIGNAL」では、その中から注目すべきニュースをピックアップしてお届けする。
今週のスタートアップニュース
FUNDINNO、1億円の資金調達を実施
株式投資型クラウドファンディングサービスを提供するFUNDINNOは4月24日、フリーランスのエンジニアやコンサルタント向けプロジェクト案件紹介事業などを行うINTLOOPを引受先とした第三者割当増資により、1億円の資金調達を実施するとともに、業務協業を開始することを発表した。
neoAI、総額約5500万円の資金調達を実施
生成AIに特化したソリューションの提供と自社サービスの開発を手がけるneoAIは4月24日、PKSHAアルゴリズム2号ファンドをリード投資家とし、松尾豊氏など個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、シードラウンドで総額約5500万円の資金調達を実施したことを発表した。
Luup、総額約45億円の資金調達を実施
電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」を展開するLuupは4月25日、Spiral Capitalをリード投資家とし、ANRIやSMBCベンチャーキャピタルといった既存投資家に加え、三井不動産のCVCである31ventures、三菱UFJ信託銀行などの新規投資家を引受先とした約38億円の第三者割当増資および約7億円の銀行借入・リースを合わせて、総額約45億円の資金調達を実施したことを発表した。
エアドア、総額1.5億円の資金調達を実施
オンライン賃貸プラットフォーム「airdoor」を手がけるエアドアは4月25日、ディープコアをリード投資家として、DNX Ventures、HAKOBUNEを引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行により、総額1.5億円の資金調達を実施したことを発表した。
グロービス・キャピタル・パートナーズ、7号ファンドの募集を合計727億円で完了
ベンチャーキャピタル事業を手がけるグロービス・キャピタル・パートナーズは4月25日、7号ファンドの募集を合計727億円で完了したことを発表した。同時に、2023年4月に、グロービス・キャピタル・パートナーズのアメリカ拠点をサンフランシスコに開設したことも発表した。また、米オフィスの設立も併せて発表している。
アストロスケールホールディングス、みずほ銀行と総額30億円の融資契約を締結
スペースデブリ(宇宙ごみ)除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールホールディングスは4月25日、みずほ銀行と総額30億円の融資契約を締結したことを発表した。
Goals、銀行借入で8億円の資金調達を実施
飲食店のバックヤード業務をAIで自動化し、業務効率化に貢献するクラウドサービス「HANZO」を提供するGoalsは4月26日、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、みずほ銀行、三井住友銀行からの借入によって8億円の資金調達を実施したことを発表した。
ANOBAKA、Generative AI特化のファンドを設立
ベンチャーキャピタルファンドを運営するANOBAKAは4月26日、Generative AIネイティブなスタートアップに特化したファンド「ANOBAKA GAI 1号投資事業有限責任組合(GAIファンド)を設立したことを発表した。GAIファンドの出資者はこれまでANOBAKAのファンドに出資をしていた既存出資者を中心に新たな事業会社、金融機関などで構成される予定だという。アンカーLP(Limited Partner)としてCARTA HOLDINGSが参画している。
エニトグループ、総額86.5億円の資金調達を実施
マッチングアプリ「with」と「Omiai」を運営するエニトグループは4月26日、既存投資家を中心とした第三者割当増資により46.5億円、みずほ銀行ときらぼし銀行からの借入によって40億円の総額86.5億円の資金調達を実施したことを発表した。
TEG、総額約37億円の資金調達を実施
東京タワーを拠点に「esports×エンターテインメント」の事業を展開するTEGは4月27日、イマジカやサイフ、日本たばこ産業などを引受先とした第三者割当増資およびコンバーティブルローンで事業連携を行う事業会社からシリーズAラウンドで総額約37億円の資金調達を実施したことを発表した。