テックタッチのメンバーら。手前中央が
テックタッチのメンバーら。手前右から3人目が代表取締役の井無田仲氏

デジタルトランスフォーメーション(DX)というキーワードが急速に使われるようになってきたように、従来アナログな要素の多かった業界や企業においても業務のデジタル化が加速しようとしている。

ただ、どんなに“イケてる”システムを用意しても、現場のスタッフがそれを使いこなせなければ効果は薄い。特に従業員数の多い大企業では「どれだけのスタッフが導入したシステムを有効活用できるか」がDXを推進する上でのカギとなりそうだ。

2018年創業のテックタッチは、そんな“企業内におけるウェブシステムの利用定着・高度活用”をサポートするためのプロダクト「テックタッチ」を提供する。

2019年5月のベータ版ローンチ以降、大企業を中心に1年で35社へ導入(2020年4月時点)。中にはあいおいニッセイ同和損保のように全社導入が決まったような事例も出てきている。

7月10日にはDBJキャピタル、DNX Ventures、Archetype Venturesから新たに5億円を調達したことを発表し、さらなる機能拡充や事業拡大を見据えるテックタッチ。今回は代表取締役の井無田仲氏に事業の状況や今後の展望について聞いた。