「調整さん」に惚れ込み、大学中退して起業──日程調整で“人生が変わった”男の歩み
ミクステンド代表取締役の北野智大氏 すべての提供画像:ミクステンド

会議や打ち合わせ、飲み会などの予定を決める際に必要な“日程調整“。この日程調整に誰よりも大きな可能性を感じ、良い意味で人生を狂わされてしまった男がいる。ミクステンド代表取締役の北野智大氏だ。

同社は⽇程調整ツール「調整さん」のほか、予約受付サービス「調整さんカレンダー」、そして⽇程調整⾃動化ツール「TimeRex(タイムレックス)」を運営している。

「インターン時代に出会ったサービスのために、まさか自分で会社を立ち上げるなんて思ってもいませんでしたよ」

北野氏は過去をこう振り返る。2018年2⽉にミクステンドを立ち上げた北野氏だが、そこに至るまでのキャリアが面白い。インターン先で惚れ込んだサービスを運営し続けるために大学中退、フリーランスとして開発ディレクターを担当、“事業譲受”をきっかけに起業──そのサービスこそが調整さんだ。

調整さんは、イベントの幹事が参加者にURLを送るだけで出欠確認や日程調整ができるサービス。2006年にリクルートの新規事業としてリリースされ、細かな改修を積み上げながら運営されてきた。2018年3月には、調整さんと調整さんカレンダーを、北野氏が代表を務めるミクステンドに事業譲渡。