
毎年年始に米国・ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジー見本市、「CES」。1月11日から14日まで開催される今年のCESは新型コロナウイルス対策としてオンライン開催となった。
最新ガジェットを体験できる小売店のb8taでは、CESの「JAPAN TECHパビリオン」への出展が決まっている日本発のプロダクトを、店舗内に特設エリアを設けて期間限定で展示。約20の企業、大学や自治体による展示品を体験することができる。
期間は1月9日から17日まで。特設エリアが設置されるのはb8taの有楽町店だ。営業時間は午前11時から営業時間は午後7時半。新型コロナウイルス対策としてマスク着用は必須のほか、37.5度以上の発熱が確認された場合は入場できない。

筆者は1月8日に開催されたプレス内覧会を取材した。本記事では実際に触ったり、もしくは体験したりもできる、3つのおすすめガジェットを紹介する。
「BiSU Body Coach」

「BiSU Body Coach(ビスボディコーチ)」は健康状態を確認するための尿検査と体液検査が自宅で簡単かつ高精度に行えるIoT検査装置。検査結果は2分でスマホアプリに送信される。検査結果に基づき、各ユーザーに適した食事や運動などをレコメンドする。提供するBiSUは2015年設立のスタートアップ。現在は海外でのサービス展開に向けて準備中だが、2022年には日本市場にも参入する予定だ。
「archelis FX」

「archelis(アルケリス) FX」は、“歩ける椅子”から名付けられたプロダクトだ。両脚に装着することで、体重を脛と太ももで分散して支え、長時間の立ち仕事を楽にする。いわゆるパワードスーツとは違い、電源を使用しない外骨格スーツなので、医療機器への電波干渉の心配がなく、充電の必要もない。医療従事者や製造工場の作業員など立ち仕事をする人々に向けて開発され、病院や工場を中心にレンタルもしくは販売という形で導入されている。開発・提供するのは2020年設立のスタートアップ・アルケリスだ。
「miRadar 8 Handy」

「miRadar8 Handy(マイレイダーエイト ハンディ)」は心拍・呼吸を同時に計測する小型のバイタルセンサー。衣類の上からでも非接触でセンシング可能。計測した数値は即座にディスプレイに表示される。開発・提供するサクラテックは介護や看護における健康状態のチェックなどでの活用を想定している。