ナレッジパレットの創業者の2人。左から代表取締役CTOの福田雅和氏、代表取締役CEOの團野宏樹氏
ナレッジパレットの創業者の2人。左から代表取締役CTOの福田雅和氏、代表取締役CEOの團野宏樹氏  全ての画像提供 : ナレッジパレット

“難病”で苦しむ人を救うための方法として、最新の医療技術やバイオテクノロジーを活用したアプローチが注目を集めている。

新薬の開発プロセスにAI技術を取り入れる「AI創薬」はその代表例と言えるだろう。難病であるほど新薬の開発難易度と開発コストが高くなるため、従来とは異なる創薬技術のニーズは大きい。

そこでカギを握るのがAIに学習させるビッグデータだ。

アルゴリズムがあっても、基となるデータがなければ始まらない。AI創薬自体は以前からさまざまな企業が取り組んできているが、「AI創薬用のデータがなかなか取れない」ために苦戦してしまうことも珍しくない。大量のデータを集めるためには膨大なコストもかかる。

2018年創業のナレッジパレットではその課題を“日本生まれの独自技術”を用いて解決していこうとしている。