電動キックボードのシェアリングサービスが東京で本日スタート、100台が都内6区で利用可能に
スタートアップLuupが電動キックボードのシェアリングサービスを提供開始した

電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」が4月23日17時に東京都でスタートする。提供するのは電動キックボード事業やシェアサイクルを展開するスタートアップのLuupだ。

Luupは2020年5月より都内でシェアサイクルを展開している。現在は渋谷区、新宿区、品川区、世田谷区、港区、目黒区に合計約300カ所のポートを設置しているが、このうちの約200ポートで電動キックボードのシェアリングが可能となる。現在は約100台の機体が設置されているが、今後は台数を増やしていく予定だ。

利用するにはiPhoneもしくはAndroidの専用アプリをダウンロード。アプリで機体のQRコードを読み込むことでロックを解除できる。利用料金は初乗りで110円、10分以上の利用は1分ごとに16.5円が加算される。

今回のサービスは、立て付けとしては政府との実証実験となる。電動キックボードは現行法上では「原動機付自転車(原付)」扱いだが、LUUPの機体は特例措置として「小型特殊自動車」として扱う。

そのため、ヘルメットの着用が任意となるほか、普通自転車専用通行帯に加えて自転車道、そして一方通行だが自転車は走行可とされている車道も走行可能となる。ただし原付免許だけでは運転できず、普通自動車免許など小型特殊自動車が運転できる免許が必要だ。機体については道路運送車両法上の原動機付自転車の扱いのままで、ナンバープレートやミラーといったパーツの装着は引き続き義務付けられている。