世界最小クラスの紛失防止デバイス「MAMORIO」 すべての提供画像:MAMORIO
世界最小クラスの紛失防止デバイス「MAMORIO」 すべての提供画像:MAMORIO

2021年4月に開催された、アップルの新製品発表会。iMac、iPadの新製品が発表される中、ひときわ注目を集めたのがアップルにとって新たなカテゴリの製品となる、紛失防止デバイス「AirTag」の発表だ。

発表会の数日前からアップル情報専門サイトなどではうわさになっていたものの、突然といってもいい新領域に参入した大手IT企業のアップル。AirTagの発表を受け、Twitterでは一部の人がこんな投稿もしていた。「日本発の紛失防止デバイス『MAMORIO』はどうなってしまうのか?」と──。

MAMORIOはBluetoothを活用した世界最小クラスの紛失防止デバイス。財布や鍵に付けることで、紛失した際に場所を特定できるほか、置き忘れしそうになるとスマホへ通知する機能がある。製品を開発するスタートアップ・MAMORIO代表取締役社長の増木大己氏はSNSでの反応にこう答える。

「アップルから紛失防止デバイスが発表される噂は昔から耳にしていました。そのため個人的には驚きというより『ついにきたか』という感じです。発表会の後、知り合いから『MAMORIOは大丈夫なの?』とメッセージをもらいましたが、心配されるのは、アップルと同じポジションだと思われているということ。すごく光栄なことです」

MAMORIOは2014年に紛失防止デバイス・MAMORIOの第1号製品を発売。以降、キーホルダー型やシール型などバリエーションを拡大。2021年4月にはワイヤレス充電が可能なカード型「MAMORIO CARD」の販売も開始した。価格はキーホルダー型が2728円、MAMORIO CARDは6578円(価格はいずれも税込)。具体的な数字は明かしていないが、増木氏によれば「発売以来、数十万個以上は売れている」という。