リアカメラを斜めに搭載した「iPhone 13」。TrueDepthカメラの改良により、ノッチ部が20%狭くなった
リアカメラを斜めに搭載した「iPhone 13」。TrueDepthカメラの改良により、ノッチ部が20%狭くなった

米アップルが現地時間9月14日、オンラインで新製品発表会「Apple Event」を開催。そのイベントで「iPhone 13 Pro」「iPhone 13」「Apple Watch Series 7」、そして新しい「iPad mini」と「iPad」を発表した。

昨年はコロナ禍の影響で新製品発表会の開催が10月にずれ込んだが、今年は例年どおり9月に新しいiPhoneをはじめとする強力な製品群が姿を現した。この記事では、今回の新製品発表会の主役ともいえるiPhone 13を中心に、キートピックを紹介していく。

デザインに大きな変化はないが、中身は大幅リニューアルした新iPhone

今回のイベントにおける最大のトピックは新しいiPhone、「iPhone 13」だ。ラインナップは「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」、「iPhone 13 Pro Max」、そして「iPhone 13 mini」と現行のiPhone 12シリーズのコンセプトがそのままスライドしている。

サイズに関しては幅と高さは変わっていないが、奥行きが4機種とも0.25mm厚くなっている。見た目はiPhone 12シリーズと比べてほとんど変化はないが、内部はしっかりリニューアルされている。

iPhone 13のカラーバリエーションは、ピンク、ブルー、ミッドナイト、スターライト、(PRODUCT)REDの5色
iPhone 13のカラーバリエーションは、ピンク、ブルー、ミッドナイト、スターライト、(PRODUCT)REDの5色

SoC(システム・オン・チップ)は「A15 Bionic」に更新。A14 Bionicと比べ、プロセスルール(5nm)に変化はないが、トランジスタの数はA14 Bionicの115億に対して150億へと増加している。演算能力も毎秒11兆回から15.8兆回へとアップした。