「madree(マドリー)」ではオンライン上でプロの建築家に注文住宅の間取りを依頼できる
「madree(マドリー)」ではオンライン上でプロの建築家に注文住宅の間取りを依頼できる

個人がプロの建築家に注文住宅の間取りを手軽に依頼できる「madree(マドリー)」が事業を広げている。

展示場などに行かずとも、スマホを使って自宅から簡単に相談できるのが特徴。希望する条件などをサイト上で記入していくと、プロが作った質の高い間取りが自分の元に届く。

現在の登録ユーザー数は4.2万人。実際に間取りが見られる公式Instagramも評判で、フォロワー数は14万人を超える。同サービスを介して実際に1000枚以上の間取りが作られてきた。

運営元の建築系スタートアップ・スタジオアンビルトが着目したのは「間取りに対する不満」だ。

同社で代表取締役を務める森下敬司氏によると、近年は“間取り迷子”や“間取り難民”といった言葉も生まれているように、SNS上などで間取りに対する悩みを投稿するユーザーが増えてきている。日本間取り協会が2017年に実施したアンケート調査でも「新築当時に戻れるとしたら、間取りをやり直しますか?」という質問に対して95%が「やり直したい」と回答するなど、間取りに対する課題は大きい。