ベーシック代表取締役の秋山勝氏
ベーシック代表取締役の秋山勝氏

“ウェブマーケティングの大衆化”を目標にBtoBマーケティングツール「ferret One」などを展開してきたベーシックが、新たな段階へと突入しつつある。

同社では2004年の設立以降、比較メディアを皮切りにアプリや飲食、EC、ウェブマーケティングなど50以上の事業に挑んできた。中でも近年力をいれているのが、2015年にローンチしたferret Oneを中心としたBtoBマーケティングにおける課題の解決だ。

この領域に注力するべく、2020年12月には創業事業である比較メディア事業をじげんへ売却した。

今後ベーシックでは組織体制を強化し、さらなる事業拡大に向けて既存事業の改良や新プロダクトの開発に取り組んでいく計画。そのための資金としてOne Capital、i-nest capital、博報堂DYベンチャーズなどを引き受け先とする第三者割当増資と金融機関からの融資により、総額11憶円を調達した。

成長のカギは「わずらわしさの解消」

現在ベーシックでは複数のプロダクトを通じて、BtoB事業を展開する企業のマーケティング活動を後押ししている。