「新聞社をどう残すか」ネットメディアから移籍した記者・朽木誠一郎の考え朝日新聞社記者・編集者の朽木誠一郎氏 提供:Agenda note

異色のキャリアを持つ、朝日新聞社の記者・編集者の朽木誠一郎氏。医学部を卒業しメディア運営会社で編集長に就任後、BuzzFeed Japanで医療専門記者を経験。現在はメディア「withnews」や、朝日新聞社内のデジタル領域で活躍している朽木記者に「メディア企業で働くことの現在」について話を聞きました。(編集注:本記事は2019年12月16日にAgenda noteで掲載された記事の転載です。登場人物の肩書きや紹介するサービスの情報は当時の内容となります)

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ネットメディアの「生きる道」を開拓する

徳力 朽木さんは、今は朝日新聞のニュースサイトwithnewsに所属されていますよね。具体的には、何を担当しているのでしょうか。

朽木 今はwithnewsで企画・編集をしたりイベントを主催したりといった編集者業と、記事を執筆する記者業をしながら、並行して編集プロダクションにいた経験を生かして、withnewsに併設する受託制作チームを立ち上げました。

徳力 どのような受託制作でしょうか。