
LegalForce代表取締役社長の角田望氏。画像は4月に開催されたSIGNAL AWARD 2022のスクリーンショット
AI契約審査サービス「LegalForce」や契約管理システム「LegalForceキャビネ」を展開するLegalForce(リーガルフォース)がさらなる事業拡大に向けて舵を切った。
同社は6月23日にシリーズDラウンドで国内外の投資家から約137億円を調達することを発表した。同ラウンドではSoftBank Vision Fundがリード投資家を務め、Sequoia ChinaやGoldman Sachsのほか、既存投資家のWiL、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタルなども参加している。
LegalForceは2017年4月に森・濱田松本法律事務所出身の2人の弁護士が立ち上げたリーガルテック領域のスタートアップだ。
主力サービスのLegalForceはAIを軸としたテクノロジーの活用によって、契約書のレビュー業務を効率化するのが特徴。契約書に潜むリスクを瞬時に洗い出し、条文の抜け漏れや重要な論点の見落としを予防する。2021年からはAIを活用した契約管理システムのLegalForceキャビネも手掛ける。
2022年3月時点でLegalForceの導入企業数は2000社を突破。LegalForceキャビネの導入企業数に関しても2022年6月時点で450社を超えた。
LegalForceでは今回調達した資金を用いて組織体制を強化し、国内での事業拡大に加えて米国を中心とした海外進出にも力を入れる計画だ。