Appleのスマートフォン「iPhone 13」 Photo: Lucas Hoang/Unsplash
Appleのスマートフォン「iPhone 13」 Photo: Lucas Hoang/Unsplash
  • Appleが「iPhone 14」などの新製品を9月7日に発表か
  • WeWorkの“お騒がせ”共同創業者、名門VCから470億円超の大型調達
  • Oracleが「TikTok」のアルゴリズムを監査か
  • Appleがハイブリッド勤務を導入へ

これまで毎年秋に「iPhone」の新型ラインナップを発表してきたApple。どうやら今年も9月に、新型となる「iPhone 14」のほか、複数の新製品を披露する予定のようだ。そのスペックや値段について、本国の米国ではどのように予想されているのか。

今回の「海外テックニュース-Trend Now」では、Appleが9月に発表予定の新製品に関する最新情報をお伝えする。また、過去には物議も醸したWeWork共同創業者の新スタートアップによる、米名門ベンチャーキャピタル(VC)からの大型資金調達なども紹介する。

Appleが「iPhone 14」などの新製品を9月7日に発表か

米Appleが新型スマートフォン「iPhone 14」などの新製品を来月に発表する予定だ。複数の関係者への取材をもとに、米Bloombergが報じた

Bloombergによると、Appleは9月7日に新製品の発表イベントを開催する。同イベントではiPhone 14のほかにも、MacやiPad、Apple Watchの新型も披露される予定だという。

iPhone 14の発売日は9月16日となる見込みだ。ほかにも、画面サイズが6.7インチの標準モデルの追加、小型の「Mini」モデルの廃止などを、Bloombergは予想している。

Appleは7月、記録的な円安などを背景に、日本におけるiPhoneの販売価格を大幅に値上げした。そのため日本のユーザーにとって、新型の値段は特に気になる要素の1つだろう。iPhone 14シリーズの値段は、機種によっては前作よりも100ドル(約1万3500円)ほど高くなると、著名アナリストのダン・アイブス氏の発言をもとに、Apple関連の情報を扱うウェブメディア・MacRumorsが報じている。果たしてどうなるのか。

WeWorkの“お騒がせ”共同創業者、名門VCから470億円超の大型調達

コワーキングスペース・WeWorkの共同創業者として知られるアダム・ニューマン氏。同氏が率いる新たなスタートアップのFlowが、米名門VC・Andreessen Horowitz(a16z)からの資金調達を実施。その額は約3億5000万ドル(約472億円)で、a16zにとって過去最大の出資額となった。米新聞社のThe New York Timesが8月15日に報じた

ニューマン氏は2010年にWeWorkを創設。ソフトバンク・ビジョン・ファンドなどからの巨額の資金調達を実現し、同社は企業価値にして470億ドル(約5兆1230億円。当時のおおよその為替レート、1ドル=109円で換算)と評価された。だが2019年、上場申請時に提出した目論見書(Form S-1)から企業統治やビジネスモデルなどにおける問題が発覚。上場は取り下げられ、同氏はCEOを辞任することとなった。

ニューマン氏はその破天荒なキャラクターでメディアを賑わせてきた。例えば、WeWorkの社内イベントは「酒やセックス、ドラッグ三昧」。そこで同氏は乱痴気騒ぎを繰り広げていたと、米ニュースメディア・Insiderなどが伝えていた。

そのため辞任後には同氏を題材とした映像作品も出てきた。日本ではU-NEXTが独占配信するドキュメンタリー作品『WeWork / 470億ドル企業を崩落させた男』。そしてハリウッド俳優のジャレッド・レト氏とアン・ハサウェイ氏が主演し、Apple TV+が独占配信する『WeCrashed 〜スタートアップ狂騒曲〜』などがその代表例だ。

このように物議を醸した過去があるニューマン氏。新会社Flowの事業内容はまだ明確になっていないが、2023年に賃貸不動産事業を立ち上げる予定だと報じられている。The New York Timesによると、ニューマン氏は米国ですでに3000戸以上の住戸を購入しており、賃貸不動産業界に変革を起こそうと考えているようだ。

なお、ニューマン氏はFlowの立ち上げよりも以前に、カーボンクレジットのスタートアップ・Flowcarbonを創設。a16zはFlowcarbonにも出資している。だが、a16zのジェネラルパートナーであるマーク・アンドリーセン氏はFlowへの出資に際して、Flowcarbonには触れないまま、「(Flowはニューマン氏にとって)WeWork後、初の起業」と説明。そのため、FlowとFlowcarbonの関連性には疑問が残ったままとなった。

Oracleが「TikTok」のアルゴリズムを監査か

米ソフトウェア企業のOracleは8月上旬に、短尺動画SNS「TikTok」の監査を開始した。アルゴリズムやコンテンツモデレーションが期待通りに機能し、中国当局など外部による操作がないかを確認するという。

Appleがハイブリッド勤務を導入へ

Appleは9月より、ハイブリッド勤務を従業員に義務付ける。コーポレート部門の従業員は9月5日より、毎週2日のみリモート勤務が認められ、火曜日と木曜日、そしてチームごとに異なるもう1日の曜日には出社することが求められる。