事業撤退、チーム解散からの復活──クラウドワークスが見出した“VRオフィス空間”の可能性
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オフィスに出社して仕事する——これまで当たり前とされてきた、“働き方”の価値観は大きく変化した。新型コロナウイルスの感染拡大によって、リモートワーク(在宅勤務)が一般化。オフィスで同僚とコミュニケーションをとりながら働く機会はかなりの数の企業で減少している。

そんな働き方の変化に対応する企業も出てきている。例えば、オンラインストレージサービスを手がける米Dropboxは新たな働き方の方針「Virtual First」を発表。同社は通わなければならない「オフィス」を手放し、ひとりでやる仕事については基本的に家、コワーキングスペースで行い、チームビルディングやクライアントとのミーティングなどについては、新たに開設する「Dropbox Studio」を活用していく、としている。

次なる働き方の当たり前は何か——多くの企業が模索を続ける中、新たにアバターやバーチャル空間を活⽤し、クラウド上にオフィスを展開できるサービスも登場した。それがバーチャルな3D空間でオフィスを提供するサービス「RISA(リサ)」だ。

RISAは自分だけのアバターを作成し、そのアバターをもとにバーチャルオフィス空間で働くことを可能するサービス。ちょっとした雑談機会や相手の様子の察知など、テレワーク環境で失われた、ひとつの居場所を共有する体験をリモート環境下で実現してくれる。またパソコンのブラウザ上で動作するため、アプリなどをインストールする手間もかからない。

RISAが用意した髪型、目、口などのパーツを組み合わせて自分だけのアバターを作成すれば、バーチャルオフィス空間で同僚と音声通話やチャットが行える。