国内スタートアップ資金調達ランキング(2020年1-10月)

国内最大級の成長産業領域向け情報プラットフォーム「STARTUP DB」。1万2000社を越える企業の情報を保有するSTARTUP DBのデータを元に、注目スタートアップの資金調達金額をランキング形式で紹介する。今回は1〜10月の資金調達金額ランキングだ。

国内スタートアップ資金調達金額ランキング

総額65億円の資金調達を実施したSpiberが6位、アストロスケールホールディングスが9位に新規ランクイン

国内スタートアップ資金調達ランキング(2020年1〜10月)では、新たにSpiberが6位に、アストロスケールホールディングスが9位にランクインした。その他、Looopが4位に、アンドパッドが7位にランクアップした。

構造タンパク質素材「Brewed Protein(ブリュード・ プロテイン)」を開発するSpiberは、米国の穀物メジャーであるArcher Daniels Midland Company(以下、ADM)を引受先とする59億7000万円の資金調達を実施。ADMと「Brewed Protein」の米国での量産における業務提携及び製造委託を締結し、今まで以上にパートナーシップを拡大させる方針だ。

アストロスケールホールディングスは、持続可能な宇宙利用を目指しシンガポールを拠点にスペースデブリ(宇宙ごみ、デブリ)除去サービスに取り組むスタートアップ。同社は、エースタートをリードインベスタートし、アイネット、宇宙フロンティアファンドを管理するスパークス・イノベーション・フォー・フューチャー、清水建設を引受先とする、シリーズE総額約55億円の第三者割当増資を実施。今回の調達により、累計資金調達額は約210億円に達した。

Looopは、再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービスを提供するスタートアップ。同社は、2020年6月の総額28億3000万円の資金調達実施以降、さらに融資を受けたことでランクアップ。2020年の融資情報は、Looopから直接情報提供をいただいた。調達資金は、発電所の開発・運用利用される予定だ。