
- やはり強かった、大ヒット韓国ドラマ「愛の不時着」
- 「呪術廻戦」が急上昇、2位にランクイン
- 今年最も勢いのあった「韓国ドラマ」は?
- 国内外のアイドルたちの素顔に注目が集まる
Netflix(ネットフリックス)は12月14日、配信作品のランキング「2020年 日本で最も話題になった作品 TOP10」を発表した。最も話題になった作品の1位には「2020 ユーキャン新語・流行語大賞」のTOP10にも選出された韓国ドラマ「愛の不時着」が選ばれた。
Netflixがこのような形で作品のランキングを発表するのは昨年の「What's Hot? 2019」に続いて2回目。昨年は2019年に配信開始した全作品(オリジナルおよびライセンスを含む)を対象とし、配信後28日間で作品を2分以上視聴したメンバーが多い作品順に人気度合いを計測していたが、今年は集計方法が変わっている。
今年のランキングについては、2020年にNetflixで配信された作品の中から最も多い日数総合TOP10(日本)入りした作品」と「配信直後から最も勢いのあったジャンル作品TOP10」をリスト化し、ランキング形式で発表している。
今年はどんな作品が選ばれたのか。Netflixが発表したランキングはつぎの通りだ。
やはり強かった、大ヒット韓国ドラマ「愛の不時着」

「2020年 日本で最も話題になった作品 TOP10」の1位には、若き女性起業家と北朝鮮の軍人とのドラマティックな恋愛模様を描いた韓国ドラマ「愛の不時着」が選出。配信後に緊急事態宣言が発令され、自宅で過ごす時間が長くなったことも相まって口コミで話題となり、社会現象化するほどの人気を見せた。また、2位には「愛の不時着」と同じくらい日本でも話題となった「梨泰院クラス」が選ばれている。
1.「愛の不時着」
2.「梨泰院クラス」
3.「テラスハウス: Tokyo 2019-2020」
4.「ハイキュー!!」
5.「炎炎ノ消防隊」
6.「サイコだけど大丈夫」
7.「ARASHI's Diary -Voyage-」
8.「青春の記録」
9.「キム秘書はいったい、なぜ?」
10.「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」
他にも「サイコだけど大丈夫」や「青春の記録」、「キム秘書はいったい、なぜ?」といった韓国ドラマがランクイン。Netflixによれば「昨年と比べて、韓国ドラマは視聴数が6倍以上に伸びている」という。韓国ドラマ以外では「ハイキュー!!」や「炎炎ノ消防隊」といったアニメ作品が’上位にランクインした。
「呪術廻戦」が急上昇、2位にランクイン

アニメ作品といえば、今年は「鬼滅の刃」一色だったが、作品自体は2019年から配信されているため、今回のランキングには入っていない。そうした中、日本で最も勢いのあったアニメ作品は何だったのか。1位に選ばれたのは「日本沈没2020」だった。
本作は、1973年に小松左京による小説が刊行されて以来、映画やドラマのメディアミックスを経てきたものをNetflixが初めてアニメ化したものだ。
1.「日本沈没2020」
2.「呪術廻戦」
3.「泣きたい私は猫をかぶる」
4.「バキ」大擂台賽編
5.「攻殻機動隊 SAC_2045」
6.「炎炎ノ消防隊」シーズン2
7.「Great Pretender」シーズン1
8.「僕のヒーローアカデミア」シーズン4
9.「今日から俺は!!」
10.「Re:ゼロから始める異世界生活 新編集版」シーズン2
また、10月から配信したばかりの「呪術廻戦」が2位にランクインした。「ネクスト鬼滅」として注目されている作品ということもあり、今後さらなる盛り上がりが期待される。
今年最も勢いのあった「韓国ドラマ」は?

視聴数が6倍以上に伸びるなど、今年日本で一大ブームとなった「韓国ドラマ」。Netflixでも様々な作品が配信されたが、最も勢いのあった作品として1位に選ばれたのは、才色兼備な秘書と財閥の御曹司による恋愛模様が描かれた「キム秘書はいったい、なぜ?」だ。
「梨泰院クラス」で主人公のパク・セロイを演じたパク・ソジュンが、本作ではナルシストの御曹司を好演していることも注目を集めた。
1.「キム秘書はいったい、なぜ?」
2.「私のIDはカンナム美人」
3.「青春の記録」
4.「梨泰院クラス」
5.「サイコだけど大丈夫」
6.「スタートアップ: 夢の扉」
7.「ザ・キング: 永遠の君主」
8.「サンガプ屋台」
9.「愛の不時着」
10.「ハイバイ、ママ!」
韓国ドラマはラブコメ作品のイメージが強いが、ビジネス要素を取り入れた「梨泰院クラス」や「スタートアップ: 夢の扉」もランクインしているのも注目すべき点かもしれない。
国内外のアイドルたちの素顔に注目が集まる

Netflixはオリジナルシリーズやアニメ作品以外にも、ドキュメンタリーシリーズが人気だ。今年配信されたドキュメンタリー作品の中で、最も勢いのあった作品は2020年末で活動を休止する嵐のメンバーの素顔を描いた「ARASHI's Diary -Voyage-」だ。
1.「ARASHI's Diary -Voyage-」
2.「BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~」
3.「マイケル・ジョーダン: ラストダンス」
4.「RIDE ON TIME」シーズン1
5.「アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録」
6.「HOMIE KEI ~チカーノになった日本人~」
7.「ミス・アメリカーナ」
8.「へんてこプラネット」
9.「ハイスコア: ゲーム黄金時代」
10.「未解決ミステリー」シリーズ1
また、2位には韓国のガールズグループ「BLACKPINK(ブラックピンク)」のデビュー前から世界的ブレイクまでの軌跡をたどるドキュメンタリー作品「BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~」がランクイン。アイドルたちの素顔に注目が集まった。