
国内最大級の成長産業領域向け情報プラットフォーム「STARTUP DB」。1万2000社を越える企業の情報を保有するSTARTUP DBのデータを元に、注目のスタートアップの資金調達情報をサマリ形式で紹介する。今回は1月3週の注目資金調達情報だ。
SODA
- 調達額:25億円
- 合計資金調達額:25億円
- 調達先:SoftBank Ventures Asia / THE GUILD / basepartners / コロプラネクスト/ 相原嘉夫
- 備考:シリーズAで約3億円、シリーズBで約22億円の調達 / 他1社、個人投資家を含む
国内最大級のスニーカーフリマ「SNKRDUNK」を提供するスタートアップ。
SNKRDUNKはスニーカーのマーケットプレイスであるだけでなく、人気スニーカーの新作やリーク・発売情報を配信するメディア、スニーカーを中心としたコーディネート写真やリストック情報などが毎月数万件以上が投稿されるコミュニティとしての機能も備えている。また、鑑定のプロフェッショナル陣を擁する真贋鑑定サービス「フェイクバスターズ」との業務提携を締結する。2021年1月時点で、月間250万人以上が利用している。
2021年1月には、SoftBank Ventures Asiaをリード投資家として第三者割当増資を実施。basepartners、コロプラネクスト、THE GUILD、相原嘉夫氏、その他1社および個人投資家から、約25億円を調達した。調達した資金は、プロダクト開発、マーケティング、ロジスティクス、カスタマーサポートの人材採用および設備投資に充当する予定だ。
ToposWare
- 調達額:7億5000万円
- 合計資金調達額:9億4700万円
- 調達先:ミロク情報サービス
独自のブロックチェーン・プラットフォームを開発する、デジタルハリウッド大学発のスタートアップ。
同社は、高度な情報セキュリティを求める行政機関・企業・個人に向け、次世代のデータプラットフォームとなる相互運用性のあるブロックチェーン・ネットワークを開発している。暗号資産の決済はもちろん文字列やファイルなどの多様なデータを対象に、高度な秘匿性と改ざん耐性を実現している。"ゼロ知識証明"という、ある知識を送信せずにその知識を保有していることを証明する暗号論的手法も活用しており、プロトコルレベルでの開発により、マシンパワーや電力を使わないローコストブロックチェーンのプロトコルの開発に成功し、太陽電池とマイコン上で運用ができる事は実証済みである。
2021年1月にはミロク情報サービスを引受先に7億5000万円の資金調達を実施。本調達により累計調達額は約9億5000万円となっている。今後同社はグローバル展開を見据えた製品開発および事業開発のための組織体制を強化していく。
LEAN BODY
- 調達額:5億2000万円
- 合計資金調達額:7億7600万円
- 調達先:AGキャピタル / DBJキャピタル / YJキャピタル / i-nest capital
- 備考:金融機関からの借り入れ含む
日本最大級のオンラインフィットネス動画配信サービス「LEAN BODY」を運営するスタートアップ。
LEAN BODYは日本最大級のオンラインフィットネス動画サービス。厳選された有名インストラクターを採用し、まるでジムに通っているようなレッスンをいつでもどこでも受け放題。ヨガ、筋トレ、マッサージやストレッチなど、450以上の豊富なレッスンを展開している。また質問に答えるだけで顧客の課題に合わせたレッスンが提案される。
2021年1月、i-nest capital、DBJキャピタル、AGキャピタル、YJキャピタルを引受先とする第三者割当増資並びに金融機関からの借り入れによって資金調達を実施。今回の調達によって、採用を強化しコンテンツの拡充及びマーケティングへの投資を積極的に進める方針だ。
ギフトパッド
- 調達額:2億6,800万円
- 合計資金調達額:5億5900万円
- 調達先:みなとキャピタル / ベンチャーラボインベストメント / 中国銀行 / 南都キャピタルパートナーズ / 四国アライアンスキャピタル / 池田泉州キャピタル / 瀬戸内ブランドコーポレーション
法人、個人向けにギフトサービス「3X’s ticket」、「Gift Pad」の提供を行っているスタートアップ。
3X’s ticketは法人向けに成約記念品、キャンペーン商材、株主優待など、あらゆるシーンで幅広く利用することができるギフトサービスである。ギフトを通して顧客や株主、従業員、さらに社会との新しい関係を生み出すきっかけをサポートしている。
Gift Padは個人向けのギフトサービスであり、様々なシーンで活用されている。また、動画やメッセージを添えて、世界に一つのギフトページを作成することも可能である。
2021年1月には池田泉州キャピタル、四国アライアンスキャピタル、瀬戸内ブランドコーポレーション、中国銀行、南都キャピタルパートナーズ、ベンチャーラボインベストメント、みなとキャピタルを引受先に総額2億6800万円の資金調達を実施。本調達によりデジタルプラットフォームの開発体制の強化をすることに加え、これまで培ってきたソリューション営業のノウハウにより、デジタルプラットフォームの新たな価値を創造していく方針だ。
ファミトラ
- 調達額:2億2000万円
- 合計資金調達額:2億2000万円
- 調達先:Coral Capital / SMBCベンチャーキャピタル / みずほキャピタル
民事信託(家族信託)の組成サポートサービス「ファミトラ」を運営するAgeTechスタートアップ。
ファミトラは、認知症によって“意思能力がない”と判断され、老後の資金が必要になっても、資産の売却も行えなくなり、場合によっては銀行口座が凍結されてしまうというトラブルを解決する。同サービスによって組成する家族信託とは家族に自身の資産を委託するもので、老後の資金問題対策に効果を発揮する。同サービスでは家族信託組成に関わるオペレーションをテクノロジーによって効率化し、4万9800円から家族信託を始められることが大きな特徴だ。
2021年1月にはCoral Capital、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルの3社を引受先とする第三者割当増資を実施し、2億2000万円の資金調達を実施した。この調達資金は、開発体制の強化による効果的な支援の実現、および銀行や保険、税理士などとの連携強化に活用する方針だ。