
気鋭のスタートアップが競い合うピッチコンテストの「LAUNCHPAD」。運営元のインフィニティベンチャーズサミットは6月25日、エンタテインメント領域に特化したピッチコンテスト「LAUNCHPAD Entertainment」を開催した。
当日は予選を通過し決勝進出を果たした14社のファイナリストが登壇。見事に優勝を果たしたのは、“シェア買い”アプリ「カウシェ」提供のカウシェとギフティングサービス「エンゲート」を展開するエンゲートだった。
決勝戦に進出した全14社の概要は以下のとおり。
fansa
有名人にオリジナル動画の制作をリクエストできるサービス「fansa」を提供する。自分を励ましたい、友達を応援したい、誰かをお祝いしたい、何かを伝えたい、といった際の利用を想定している。YouTuberやTikTokerといったインフルエンサー、俳優、芸人などが有名人として参加する。
Graffity
すでに20万ダウンロードを突破したスマホ向けARシューティングゲーム「Leap Trigger」を開発。ARならではの「体を動かして楽しむ」ゲーム体験を追求する。
Radiotalk
エキサイトの社内ベンチャー制度からスピンアウトしたスタートアップ。音声配信サービス「Radiotalk」を提供する。収録した音声を配信することや生配信することも可能。リスナーは「ギフト」という形で配信者の応援をすることができる。投げ銭が可能など配信者の収益化を支援する仕組みが整っている。
アトラクチャー
人工生命が活躍する世界の構築を目指す。学習しながら進化するバーチャルキャラクターのコントローラー「VCController」を開発。今後はキャラクターの売買を可能とするサービスなどの展開を視野に入れる。
エンゲート
アスリートとファンを繋げるギフティングサービス「エンゲート」を展開する。応援したいチームを選び、チームや選手にギフティングすることが可能。サッカーJリーグやバスケットボールBリーグなどのチームが参加する。
ジャングルX
スポーツベッティングのサービス「ジャングルBet」を開発。ギャンブル好きだけではなくライト層の獲得を目指す。日本など合法化されていない国では広告モデルのフリープレイで提供可能としている。
ミーチュー
手数料無料のファンコミュニティ「Mechu」を開発する。「ワンクリックで月額課金制のファンコミュニティを作れる」、「チャットベースのコミュニティだから簡単に続けられる」、といった強みを持ち、拡張機能を使い「投げ銭イベント」の開催などを可能にする。
Sozi
クリエイターの持続的な創作活動を支援するエコシステムの構築を目指す。好みのイラストに出会えるアプリの「pib」、クリエイターへのファンレターを1文字2円で送れるウェブサービス「OFUSE」、SNSや作品投稿サイトの情報を集約して公開プロフィールを作成する「POTOFU」などを展開する。
TORIHADA
クリエイターのマネタイズを支援するファンクラブサービス「Fanme」を開発。クリエイターのSNS上におけるフォロワーをファンとして囲うサービス。限定コンテンツの展開、サブスクリプション型メンバーシップの提供、ECショップでのグッズ販売などを可能とする。
URAKATA
キャンプ道具のシェアリングサービス「ソトリスト」を展開。キャンプ道具を買ったが使っていない、保管場所に困っている、といった課題を解決する。不要なキャンプ道具を預けることで、他のユーザーによるレンタルが発生した場合には利用料を得ることができる。
VARK
バーチャルライブプラットフォーム「VARK」を提供。会場のキャパシティに縛られない約10万人規模のイベント開催実績がある。バーチャルライブコンテンツの受託開発も行う。
カウシェ
家族や友人と商品を共同購入することでお得に買い物ができる“シェア買い”アプリの「カウシェ」を提供。カウシェは中国で巨人アリババに迫る勢いで急成長するECプラットフォーム「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」の日本版とも言えるショッピングアプリだ。
クレイオ
有名人からお祝いメッセージが届く「セレブレイトメッセージ」を提供。誕生日プレゼントとして、結婚のお祝いとして、自分へのご褒美として、といった利用を想定している。メッセージは必ず届く事が保証されているわけではない。リクエストから10日以内に届かなかった場合、リクエストは不成立となる。元プロレスラーの長州力さんやタレントの熊田曜子さんが参加している。
ネオンテトラ
競馬ファンが集まる予想SNS「ウマスマ」を展開する。予想を投稿したり、上級者の予想を見たりすることが可能。プロフィールページでは自分の予想の成績を管理することができる。