上から、Facebookから社名変更した「Meta」のロゴ、ドイツのスタートアップNewsenselabが展開する頭痛対策アプリ「M-sense」のロゴ、日本のスタートアップ「Minitt」のロゴ
上から、Facebookから社名変更した「Meta」のロゴ、ドイツのスタートアップNewsenselabが展開する頭痛対策アプリ「M-sense」のロゴ、日本のスタートアップ「Minitt」のロゴ

10月28日に社名を変更し「Meta(メタ)」となったFacebook。これまで主力事業だったSNSの「Facebook」を数ある事業の1つと位置付ける考えや、仮想空間の世界「メタバース」に年間で100億ドル(約1兆1400万円)もの投資を実施する方針は、IT業界にとどまらず世界中の人々に衝撃を与えた。

だが、Facebookの社名変更はあるスタートアップを別の意味でも驚愕させた。新社名と併せて発表されたMetaのロゴが、自社のものと瓜二つだったからだ。

まさかの“ロゴ被り”になった2つのスタートアップ

Metaとロゴが被ってしまったスタートアップの一社が頭痛対策アプリ「M-sense」を展開するドイツのスタートアップ・Newsenselabだ。医療系のアプリを展開する同社では厳格なプライバシーポリシーを設けているという。そのため同社はMetaが発表された当日、SNSのLinkedIn上に「Facebookが我々のアプリのロゴにインスパイアされたことを光栄に思います。今後は我々のプライバシーポリシーにもインスパイアされるかもしれませんね」と投稿。プライバシーの面での懸念が続き、“汚名返上”も社名変更の理由の1つとされるMetaを揶揄した。

Metaのロゴ変更は日本でデータ資産管理SaaSを開発するスタートアップ・Minittにとっても他人事ではなかった。Metaが発表した新ロゴは、1カ月前に用意したばかりのMinittのものと酷似していたからだ。