位置情報システム「what3words」のイメージ
位置情報システム「what3words」のイメージ

「世界を3メートル四方で区切り、ランダムな3単語で特定する地図アプリ。『つづき。ほこる。しゅうり』は富士山が見える絶妙スポット」

最近テレビで流れるこんなCM。登場する地図アプリの正体は、イギリスのスタートアップが展開する位置情報システム「what3words」だ。

what3wordsでは地球上を57兆個のマスに分割し、3単語で表現する。マスの大きさは3メートル四方で住所よりもピンポイントの位置情報を伝えることができる。例えば待ち合わせの際に、建物の住所ではなく、建物の入口の場所を相手に指定することが可能だ。ちなみにDIAMOND SIGNALを運営するダイヤモンド社の入口は、「ぶひん。いかやき。てのこう」の3単語で示される。

what3wordsは2013年にローンチ。以降はイギリスやドイツなど、ヨーロッパの諸国を中心に利用が進んできた。今では日本語、韓国語、中国語を含む50言語に対応しており、ここ日本でも利用者が徐々に増加している。

11月より日本でのマーケティング活動を本格化したwhat3words。だが、まだなじみのない人も多いだろう。そこで筆者はサービスを提供するwhat3words CEOのクリス・シェルドリック氏を取材し、最新の活用事例を聞いた。